無意識
無意識に電車に飛び込もうとしてた。
ホームに入る電車がお祭りの山車のような
華やかな四角い壁というか
お差し出されるトコロテンのように
私もあそこに行こう
もっと近くで。
ふわーっと足が前に出た。
遠くからずっと私を見ていたらしい駅員さんが視界に入る。
嗚呼、と思って踏みとどまった。
なんだ今の。
私は別に絶望してるわけじゃないんだ。
私に絶望しているわけでは
きっと、ない。
でもちょっと疲れた。
無意識に電車に飛び込もうとしてた。
ホームに入る電車がお祭りの山車のような
華やかな四角い壁というか
お差し出されるトコロテンのように
私もあそこに行こう
もっと近くで。
ふわーっと足が前に出た。
遠くからずっと私を見ていたらしい駅員さんが視界に入る。
嗚呼、と思って踏みとどまった。
なんだ今の。
私は別に絶望してるわけじゃないんだ。
私に絶望しているわけでは
きっと、ない。
でもちょっと疲れた。